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『たけしのその時カメラは回っていた』で紹介された、東南アジアのボルネオ島に位置する、世界有数のお金持ち国「ブルネイ」。
現在は、第29代国王 ハサナル・ボルキア国王が統治しており、様々な権力を持っている事実上の絶対君主ですが、国王の誕生日には国を挙げた祝賀会が行われるなど、国民から絶大な人気を誇ります。
今回は、そんな豊かな国ブルネイの国王、ハサナル・ボルキア国王の魅力についてまとめてみました。
ブルネイはなぜ金持ち?治安は?
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ブルネイ(ブルネイ・ダルサラーム国)は東南アジアのボルネオ島に位置する、人口40万人ほどの国です。
元々イギリスの統治下でしたが、独立後は石油や天然ガスなどの天然資源を多く埋蔵しており、いわゆるオイルマネーで経済を発展させました。
インフラの整備や福祉政策を行い、さらには公務員の大量雇用により、国民の経済水準を高め、資源供給を国民に還元することで、国民からの信頼と安定した豊かさを実現しています。
消費税や所得税といった税金がなく、ブルネイ国民であれば、医療費や教育費もかかりません。
国民が不満を抱えず、精神的にも豊かな生活が送れるため、デモ活動や革命が起きておらず、国民も温和な方が多いため、治安はとても良いです。
ブルネイ国王の魅力は?税金がない!?
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ブルネイは立憲君主制で国王自らが統治し、首相・国防相・蔵相・外相をすべて兼任し、ほぼすべての権限を有します。
ブルネイ国王はとてもアクティブな人で、バドミントンや水泳、サイクリングなど多趣味なスポーツマンで、ASEAN特別首脳会議では自ら専用機を操縦して訪日するとてもアグレッシブな方です。
また、ラマダーン(断食を行う月)明けには国民を王宮に招き、食事やお土産、子供にはお小遣いをプレゼントするなど、自ら国民と融和し、そのカリスマ性から国民に敬愛されています。
ブルネイ国王の資産・コレクションが凄い!
ハサナル国王は2008年時点で個人資産は200億ドル(約3兆円)と言われ、国家元首としては世界4位の資産です。
王宮の部屋は1788室ほどを持つ広さで、年に一回王宮を開放し、国民のおよそ4人に1人が訪れ、食事を提供したり、訪問者にはお土産や子供にはお小遣いを渡したりなど、太っ腹さもうかがえます。
また、国王のコレクションとして特にこだわっているのが車の収集で、ベンツ530台・フェラーリ360台のほか、総数5000台を超えるコレクションを保有しています。
誕生日は国民へプレゼント?
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毎年7月15日の国王の誕生日には市内では装飾が施され、首都のバンダル・スリ・ブガワンの中央公園を就寝に盛大な祝賀会が行われます。
また、48歳を迎えた1994年には、国民への贈り物として、約800億円をかけた東南アジア最大級の遊園地「ジュルドンパーク」を開業しました。
現在は有料ですが、開業から6年間は入場料や利用料が無料で利用できました。
さらに、50歳を迎えた1996年には15億をかけてマイケル・ジャクソンを招待し、無料コンサートも開かれました。
60,000人ほど来園したそうで、あまりの興奮に気絶者が大量発生したとか…
弟の私物をオークションに?
経済・自然も豊かなブルネイですが、国王の弟である財務大臣を務めるジェフリ王子が国費を横領した事件が起きました。
その額は何と1兆円!
自身が経営する会社の赤字を補るためらしいですが、王族のため、豊かな生活を送っていたと思いますが、それでも欲には勝てなかったのでしょうか…
国王はこの事件の名誉挽回のため、ジェフリ王子の私物を売りさばくオークションを開催しました。
家具や美術品など合計1万点の私物をオークションにかけ、中にはマニアックな骨董品もありました。高価な家具が安く手に入るため、国民は喜びかつ、売り上げは国に戻る循環で、国民も満たされ国の信頼も取り戻す大胆な作戦も国王のカリスマ性の一つですね!
ブルネイの王、ハサナル国王の魅了!まとめ
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東南アジアの裕福な国ブルネイの国王についてまとめました!
絶対君主のような存在ですが、いくつもの役職を兼任しながらも国のリーダーとして国民が過ごしやすい様々な政策をし、国王自らが国民と融和することで、国民からも信頼されるとても良い国です!
また、自ら専用機を操縦して訪日するなどアグレッシブな方ですが、そこも含めてとても魅力的ですね!
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